遮熱シートと遮熱塗料の違い

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工場・倉庫の暑さ対策を検討するときに迷いやすいのが、「遮熱シート」と「遮熱塗料」の選択です。どちらも“暑さを和らげ、省エネにつなげる”という目的は同じですが、仕組み・耐久性・コスト構造・運用の手間が大きく異なります。このページでは両者の違いを、実務での選定ポイントとあわせてわかりやすく整理します。

遮熱シートとは?

遮熱シートは、アルミなどの高反射素材により太陽からの輻射熱を反射して室内への熱侵入を抑える建材です。屋根裏(屋根下)や天井裏、外壁内、機械設備の外装などに設置し、熱源側で跳ね返すため、施工直後から温度低下を実感しやすいのが特徴です。屋内側に施工するため、風雨・紫外線の影響を受けにくく長寿命。通気層を確保する工法を採用すれば、結露抑制にも対応できます。

  • 主作用:輻射熱の反射(入れない)
  • 施工位置:屋根裏・天井裏・壁内・機械外装など屋内側
  • 効果の出方:即効性が高く、空調負荷を大きく低減
  • 耐久性:屋内面施工+表面コーティングで長期間性能維持
  • 代表ユースケース:大空間(倉庫・工場・体育館)、温度管理が厳しい工程・保管エリア

【ユーザーベネフィット】 既存建屋にも後付けしやすく、短工期で効果を体感。空調の稼働台数・稼働時間を抑え、電気代とWBGTの同時改善に寄与します。

遮熱塗料とは?

遮熱塗料は、屋根・外壁の外面に塗布して、太陽光の一部を反射・放熱する塗装仕上げです。屋外側で直射日光を受けるため、紫外線・風雨で塗膜が劣化し、数年〜十数年ごとの再塗装が前提になります。既に外装塗装のタイミングであれば同時施工しやすく、建屋外観の美観向上も図れます。

  • 主作用:日射の反射・放熱(受けた熱を逃がす)
  • 施工位置:屋根・外壁の屋外側
  • 効果の出方:表面温度上昇を抑えるが、室内の体感改善は建屋条件に依存
  • 耐久性:塗膜の経年劣化により定期的に再塗装が必要
  • 代表ユースケース:外装改修と同時に表面温度上昇を抑えたい建物、低〜中断熱の小規模建屋

【ユーザーベネフィット】 外装改修のタイミングで導入しやすく、屋根表面温度の上昇を抑制。美観の維持・向上も同時に実現できます。

比較表:遮熱シート vs 遮熱塗料

項目 遮熱シート 遮熱塗料
主作用 輻射熱を反射(熱を入れない) 日射を反射・放熱(受けた熱を逃がす)
施工位置 屋根裏・天井裏など屋内側 屋根・外壁の屋外側
効果の即効性 高い(施工直後から体感しやすい) 中(表面温度は下がるが体感は条件依存)
耐久性 風雨・UVの影響が少なく長寿命 塗膜劣化で定期再塗装が前提
メンテナンス 通気・清掃など軽微(基本メンテ少) 塗替周期に応じて再塗装・足場手配
工期・導入ハードル 後付け容易・短工期(内側作業中心) 外装工事(天候・足場・塗装工程の影響)
大空間(倉庫・工場)適性 高い(WBGT・空調負荷の改善に直結) 中(表面温度低下は可、室温改善は条件次第)
ランニングコスト 小(塗替不要で費用が抑えやすい) 中〜大(再塗装費用が定期発生)
外観(意匠性) 変化なし(室内側施工) 向上可(色・つや調整で美観維持)

どちらを選ぶ?—用途別の考え方

大空間の暑さ対策・省エネを最優先

倉庫・工場・体育館などで体感温度の即時改善空調電力の大幅削減を狙う場合は、遮熱シートが本命。屋根下で熱を入れないため、WBGTや作業性の改善に直結します。

外装改修のタイミングで外観も整えたい

屋根・外壁の塗り替え時期と重なるなら遮熱塗料も有力。屋根表面温度の上昇を抑えつつ、美観を更新できます。室内温度の改善度合いは建屋条件に依存するため、期待値は事前に調整を。

最適解は「併用」

外装改修で遮熱塗料を施工し、室内側で遮熱シートを追加する二段構えが最も効果的。表面温度上昇を抑えつつ、室内側で輻射熱をブロックし、夏のピーク電力とWBGTを同時に引き下げます。

よくある誤解と正しい理解

  • 「遮熱塗料を塗れば室内も必ず大きく下がる」:屋根表面温度は下がっても、室内の体感改善は断熱構成・換気・躯体蓄熱などの条件に左右されます。
  • 「遮熱シート=夏限定」:冬は室内の熱放射を反射し、暖房効率の向上にも寄与します(断熱材との併用で効果最適化)。
  • 「塗料の方が安い」:初期費用は近くても、遮熱塗料は再塗装費用が定期的に発生。総所有コスト(TCO)で比較を。

導入チェックリスト(失敗しない選定のために)

  • 建物タイプと用途:倉庫/工場/体育館/事務所/冷蔵・定温
  • 屋根・外壁の既存仕様:材質・断熱層・天井有無・採光(トップライト)
  • 現在の課題:WBGT・温湿度推移・空調電力・結露・製品品質
  • 運用制約:稼働を止められるか、夜間工事の可否、足場要否
  • 維持管理方針:再塗装の更新計画 or 長期メンテ最小化
  • 予算・回収:初期費用、電気代削減、補助金活用、回収年数

ケーススタディの目安

  • 遮熱シート(屋根下施工):室温▲5〜10℃、WBGT▲1〜5、空調台数削減やピークカットの実績が多い
  • 遮熱塗料(屋根外面):屋根表面温度▲10〜20℃(色・日射条件依存)、体感改善は建屋条件でブレが大きい

※効果は建物条件・季節・測定条件により変動します。現地診断による事前評価が重要です。

まとめ

遮熱シートは屋内側で熱を入れない、遮熱塗料は屋外側で熱を受けても逃がすという思想の違いがあります。大空間の体感改善・省エネ・メンテ頻度の少なさを重視するなら遮熱シート、外装更新のタイミングで表面温度と美観も整えるなら遮熱塗料、そして最大効果は併用が基本方針です。自社の用途・制約・回収年数を踏まえて最適解を選びましょう。

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累計400棟以上の施工実績を持つ<br>「IS遮熱シート」メーカー
         
監修株式会社石蔵商店 建材事業部
累計400棟以上の施工実績を持つ
「IS遮熱シート」メーカー
累計400棟以上の施工実績を持つ<br>「IS遮熱シート」メーカー

純度99%のアルミ素材を使用し、耐腐食性能を持つ特殊コーティングを施した「IS遮熱シート」を開発。輻射熱を97%以上反射し、沿岸部や薬品工場といった過酷な環境でも優れた耐久性と性能を発揮します。さらに、独自工法により、従来の遮熱シートで課題とされてきた結露対策も実現。これまで大規模な物流倉庫をはじめ、400棟以上にわたる多様な現場に導入(※)され、温度低下と省エネ効果が認められた実績を持っています。

(※1)2025年2月調査時点